仕事を続けるか辞めるか問題 その3
今日も書き記していきます。
『仕事を続けるか辞めるか問題』
今日はその3です。
うつ病になり、仕事を休むことになったワタシ。治療を始めたものの、早く治したいという焦りから、余計に悪くなりそうな生活を送っていました。気持ち的にもマイナスなループに陥っていて、もがいてる状態。
しばらくすると、ある出会いがありました。
今回はその出会いまでを振り返ってみようと思います。
罪悪感と葛藤の日々
まずはこの当時戦っていた葛藤について。
早くうつを治したいと思って生活していましたが、2週間ほどたつと、仕事を休んでいることに慣れたのか、抜け殻みたいな自分からは脱しつつあったと思います。変な動機も毎日のようには起こらなくなりました。
もう、休んでしまったことは覆らないから仕方がないと思えてきたのでしょう。
でも、別の問題が生じました。
この当時、ワタシは職場の人や家族以外には、自分の状況を話せていませんでした。
だけど、いろんな人と約束していた予定の日が近づいてくるのです。
ワタシは好きなことが結構多くて、予定表を見ると、ぎっしり埋まっているような人でした。
急にうつ病で職場に行けなくなり、まさか仕事を休むことになるとは思っていなかったので、その当時もたくさんの予定を入れてました。
2週間ほどは、外出なんてできる状態にいなかったので、色々と理由をつけてキャンセルしたり、断ったりしていました。だけど、もう断る理由もが底を尽きてきます。だからといって「うつ病になったので行けそうにありません」とは言えない…。言いたくない。
「何もないふりして、行こうかな」
「でも、仕事を休んでるくせに、行っていいもの?」
「そもそも、行動するほどの精神力があるのかどうか」
「だからといって、うつ病になったなんて言いたくないし」
「じゃあ何もないふりをして行く?」
この辺りがすごく葛藤したところです。
結局、毎回断ると周りから変に思われそうな気がして、少しずつ予定をこなすことにしました。
当日になると、「誰かに会ったらどうしよう…」「行くのが億劫だな…」という気持ちになります。
でも、行ってみたら友達や知り合いと話すのが、楽しいこと楽しいこと!!その時は嫌な感情を忘れるくらいでした。
でも、帰ると「仕事休んでるのに、こんな風に楽しむなんて間違ってる!!」という気持ちにもなってしまいます。…そこも葛藤でした。
また、そうやって過ごしていく中で「仕事以外の予定はこなすことができるのに、なぜ仕事に行くことができないのか…」と、職場の人達のことを思うと、すごく申し訳なく、そこも葛藤してました。
「自分が楽しさを感じられることは、無理をしない程度なら、やった方がいい。」
心療内科の先生から言われていました。
だから、予定に入っている楽しいことをやってみるけど、毎回、罪悪感とも戦う…というような状態でした。
浮上のきっかけになった出会い
毎日のように葛藤と戦う日々で、仕事を休んでまで治療をしているのに、中々よくならず焦っていました。
早く治らないと、期限は1ヶ月なのに!!
ワタシは、『ワタシと同じ病気になっている(もしくは、なっていた)同業の人』が、どう生活しているのか(もしくは、していたか)からヒントを得ようとしました。
ワタシの仕事は、心の病気になる人達が非常に多いらしいです。
なるわけないと思っていたワタシもなってしまったし、ワタシを心配してくれた周りの人達にも「実は、以前なったことがあるんだ」という同業の人が6人もいました。6人とも「まさか、この人が!!本当に!?」とびっくりするほど、うつ病とは縁遠そうな人達です。
そして、驚きと同時にちょっとホッとしたのもあります。多いとは聞くけど、やっぱりワタシだけじゃないんだ…ってね。
本当は、この6人にたくさん話を聞きたかったんだけど、みなさんもう病気を治して復帰しているので、仕事で忙しい中だろうから…とあまり積極的に聞くことができませんでした。
ちょっと近すぎる存在だというのもあったかな…。元気な自分ばっかり見せてるから、こんな自分の姿なんて見せられないみたいな。
迷ったワタシはネットで検索することにしました。すると、うつでつらかったことやきつかったことをブログに載せている人もたくさんいるんだと気づきました。
検索を進めていく中で、うつになった同業の人達のブログを読むようになりました。この仕事ならではのつらさやきつさを共感できたし、病気になってしまってからの葛藤についてなども共感できました。
いろんなブログを読む中で、すごく心に響いたのが、『さーちゃん』さんのブログでした。
さーちゃんさんは、両親が同業であることや、働いてる環境も同じなこと(小学校)、というので似てるなーと思ってました。
そして、病気になったときに自分の状況や気持ちなど、書く作業をしながら自分の分析をすごくされていました。ワタシもこれまでに書く作業をして、つらいことをどうしたら解決できるのか整理することが多くて、ここも同じだなーと思えました。
いろんな共通点があったことから、この人に相談してみると、何か治すヒントがもらえるかもしれない!!と直感的に感じました。普段はネットで知らない人とやり取りすることは、怖くてやったことなかったワタシ。ですが、すがる気持ちでワタシは『さーちゃん』さんに連絡したのです。
以上、たくさんの葛藤で苦しんだワタシが、ネットの中に助けを求めて、出会いを果たす話でした。
ワタシはこの出会いのおかげで、気持ちが少しずつ浮上し、心の病気にもすごく変化が出てきたと思います。その辺のことを次回書いてみようと思います。