石打ちさんをコントロールする
なあこは「石橋を叩いて渡る」タイプです。
何事も慎重な方で、行動に移す前にアレコレ考える癖がついてます。
何となくそういうタイプだよなーとは思っていました。
でも、この前のコーチングで、その癖を詳しく見つめ直してみることになりました。こうすると、今まで何が自分を苦しめていたのか、どう改善すると楽に生きられるか分かっていくようです。
そこで分かったのが、ワタシの中に『石打ちさん』というキャラクターがいるっていうこと。石打ちさんは、ワタシが何か行動を起こそうとする(石橋を渡ろうとする)と、橋を叩きまくるキャラクターです。
考えてみると、石打ちさんは、渡る橋の種類によって少人数だったり大人数だったりしています。
コーチングでそのことが判明したので、約2週間、どんな時にどのくらい石打ちさんが登場するのか記録することにしました。また、どんな決断を下すのかも。
すると、まぁよく出てくるもんです。石打ちさん。
今回のコーチングでは、この2週間で登場した石打ちさんの記録をもとに、上手く向き合ってより楽に生きていく方法を探っていこうということになりました。
色々と話し合った結果、以下のことが分かってきました。
2種類の石打ちさん
なあこの中に出てくる石打ちさんには、2つの種類が存在するっていうことです。
ありがたい石打ちさん
出てきてよかったなーと思うありがたい石打ちさんです。
・高速道路を使って運転する前にガソリンの残量やタイヤの空気圧、運転している最中にはスピードや車間距離をカナリ気にする石打ちさん
→安全運転につながった
・ダンスの発表会の前に、衣装を着ておどってみよう、鏡を外しておどってみよう、動画に撮ってみよう等と、ストイックに練習しようとする石打ちさん
→よりよい自分を披露することにつながった
・旦那さん側の親族での集まりで、よりよく振る舞おうとする石打ちさん
(香典の額やその額は旦那さん兄弟間で差異はないか、服装は普段着でよいと言われたがどういうものが失礼にあたらないか、旅行のお土産誰にどれを渡すか、どなたとどんな会話をすると和やかに時間が流れるか…等々)
→平和で楽しい時間を過ごすことができた
なあこにとって、これらの行動は当たり前のことなのですが、客観的に見てみると、アレもコレもと心配になり、たくさんの石を打ちまくってたんだなーと思いました。
でも、これらのことについては自分をよりよくすることや安心して過ごせることにつながるので、出てきてくれてありがとうって思える石打ちさんでした。
余計な石打ちさん
一方で、別に出てこんでもよかったやん!!っていう石打ちさんもいます。
それは、マンションを買うときにアレコレ悩んだ石打ちさんです。
最近マンション購入を考えていたんですが、とっても条件のよい所を見つけました。初めて内覧会に行き、今の私たちにはピッタリすぎるくらいの優良物件でした。
その日の内に仮契約を結ぶ流れになったのですが、それを納得するまでにカナリの石打ちさんが出てきました。
初めて見た物件なのに決めるなんて一般的ではないのではないか、他にもいい条件の物件があるんじゃないか、もっと他の物件を見て回ってから決めた方がよいのでは、不動産屋さんはあまりいい物件ではないものを紹介してるのではないか、不動産屋さんはこの物件に対するマイナス面を隠してるのではないか…止まりません(笑)
色々と考えて込んでしまっているワタシに旦那が言った一言。
「ここでいいんじゃない??仮契約しよ。」
ええーー!!もう決めちゃう感じ!?
ワタシはまだ石打さんと葛藤してたのですが、旦那がさっさと仮契約しました。
マンション購入をその日の内に即決だなんて、旦那には考える頭が足りないんじゃないのかしら…と不安になりましたが。
旦那なりにしっかり考えて決断したようです。
・自分が譲れない条件を満たす物件か
・今の状態やこれからの保障は安心できる物件か
買うかどうかを決める基準はそれだけだと言います。
なんか、ものすごくシンプルでした。
妙に納得でき、アレコレ考えていたことのほとんどが「余計な石打ちさん」だったということに気づかされました。同時に、多くの石打ちさんたちが、ワタシから去っていくのも感じました。
しかしながら、全部の石打ちさんが去ってい行ったわけではありません。
1つワタシの中で大きな石打ちさんが残っていました。そいつは、マンションってすごく大きな買い物だけどちゃんとお金を払えるのだろうか…ということを心配する石打さんでした。
すると旦那さんが一言。
「なあこは、大学生時代から今までずっ賃貸で一人暮らししてたよね??家賃が払えなかったことって1回でもある??」
無い。
「この仕事辞めたいってなったとしても、これまでの家賃がちゃんと払えてたなら、これからも払えるんよ。」
んんんーー確かにそうやねーー。
「ていうか、もし払えなくなったら、ここの物件売ればいいし、賃貸にしてもいいし、最悪どっちかの実家に帰ればいい。選択肢はたくさんあるやん。」
そっか( ゜o゜)
これで、ワタシの中の「余計な石打ちさん」は全て去っていきました。
色々と悩んでいる最中は「余計な石打ちさん」がいることに気づけなかったんですが、決めてしまった後に振り返ると何故あんなにたくさん「余計な石打ちさん」がいたのだろう…と思ってしまいます。
石打ちさんとの向き合い方
今回のコーチングで2種類の石打ちさんを確認できました。
そして、何となく向き合い方が分かってきた気がします。
①石打ちさんが出てきた時に、どっちの石打ちさんか種類分けをすること
②種類分けができたら、「あなたは出てきてよい石打ちさん、あなたは今出てこなくてよい石打ちさん!!」と交通整理すること
③それでも「余計な石打ちさん」が出てきたら、誰かに相談して石打ちさんが手を止めるような言葉を探してみる。
相談する誰かというのはワタシとは考え方や生き方が違う人がいいような気がします。
例えば、身近な存在でいうと旦那が思い浮かびます。今回のこともそうでしたが、性格が全然違うので、ワタシが持ってない考えを聞くことができるんです。
これから、自分で解決ができないときには旦那にまず相談して、一緒に交通整理をしてもらおうと思いました。
また、ワタシは石橋を渡るときに石橋の下に広がる風景を極端に怖がっているってことも指摘されました。渡る橋の下に「すごく危険な氾濫した川が流れている」と思いがちだと。よく見てみると「とても穏やかな小川」の場合もあるのに。
旦那に相談して交通整理するのも1つの方法だけど、下の風景を見極めることも大切だそうです。
危険かそうでないかを判断する。
危険なときはしっかり石打ちさんに出てきてもらう。
そうでもないときは、石打ちさんに去っていってもらう。危険じゃないって分かっていたら、失敗しても小川に落ちても大丈夫だから過度に怖がる必要はない。
確かに下のイラストなんて、橋すら渡ってない人がいるもん(笑)
ちなみに、ワタシはA型、そして旦那はB型です。まさに旦那は橋すらも渡ろうとしない人です(笑)
これくらい気楽な気持ちを持っててもいいってことでしょうね。
今回のコーチングで、また1つ自分を知りました。