★なあこのはぴぶろ★

悩めるなあこの人生力向上日記

仕事を続けるか辞めるか問題 その2

『仕事を続けるか辞めるか問題』その2です。

 

今回はうつで休職となってしまった後、どんな治療をしたか、どんな暮らしを送っていたかを振り返ってみます。

 

 

心療内科通いとお薬


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職場を1ヶ月休んで、治療に専念しようと決めたワタシ。

 

まずは心療内科に通うことにしました。

休職する前から通ってはいたんですが、その時は月に1回程度。今回は、週1で通うことになりました。

 

 

その頃のワタシは、相変わらず変な動悸が続いていて、夜になっても寝つけず、ようやく眠れたと思ったら1、2時間で目が覚めてしまい、その後もさっぱり眠れない…っていう感じで、フラフラな状態でした。

食べる量もめっきり減ってしまい、周囲から「ちゃんと食べてる!?」と心配されていました。

 

思考力は、めっきり落ちてしまい、心療内科で何を話すべきか、メモに書いていかないと話せないくらいでした。

 

…この頃は、なぜ自分がこんな状態になってしまったのか、関係ありそうなことを全部紙にきだしていて、その内容を心療内科の先生に伝えるためにメモにまとめたりしてました。解決の糸口になるかと思って。

でも、メモに書き出すと、嫌だったことや辛かったことを思い出して、すごく落ち込むんですよね。。そして、メモに書いてある言葉を見返すと、「え、これくらいのことでワタシはダメになっちゃったの!?全然今までも乗り越えてきたことじゃん!!」と自分を責めちゃったり。

 

 

 

 

そんなワタシに、心療内科の先生は「ワタシもうつになったことがあるんだよ。」と共感を示しながら優しく話を聞いてくださってました。

 

毎回話す内容は、

・1週間どんなことして過ごしたのか

・どんなことを考えてみたか

・何に嫌悪感を持ったか

・どうしたら早く治るのか

ということだったと思います。

 

 

先生から質問されて答えることもあるのですが、どちらかというとワタシからの話が多かったと思います。

 

今思うと、話す内容からしてすごく焦ってたんだなーと思います。でも、早くよくなりたくて。そのくせに考えていたことは職場で経験した嫌なことばっかり。

負のループにいるようでした。

 

 

 

薬は、これまで飲んでいたものを引き続き飲むことと、症状を緩和するために、新しく睡眠導入剤漢方薬を飲むことになりました。

「なんか、ワタシ薬漬けじゃん…」って正直不安の方が大きかったです。

 

でも、しばらくするとちゃんと夜眠れるようになりました。

ちゃんと眠れた!!っていうある意味達成感を得られて、元気になる瞬間もありましたが、例の変な動悸と感情の落ち込み具合は中々すぐには消えず、よくなったりダメになったり…と波がある感じでした。

 

 

 

 

こんなペースで治るのかなぁ…と不安でしかたなかったです。なんせ、ワタシが取った病気休暇は1ヶ月。それまでに治さないといけません。

 

 

…でもこの考え方。振り返ってみると、この焦った考えこそがダメだったみたいです(^_^;)

 

 

心療内科の先生はいつも

・ゆっくり休養すること

・楽しいと思うことはやってよい

・焦りは禁物

と話してくださってました。

うつになってしまった人は、これらのことが、本当に大事なんだそうです。

 

 

だけど、この時期は、うつについてワタシ自身がきちんと受け止めきれていませんでした。

早く治して仕事にもどらなければいけない!!治らないなら、仕事を辞めなければならないかも!!と、なんだか焦りすぎてる状態でした。

 

まぁ、だからこそ『仕事を続けるか辞めるか問題』を考えるきっかけになったんでしょうけど。

 

 

 

とにかく、この頃は、早く治さないといけない!!って焦りながら、毎週の心療内科通いと、毎日の薬を頑張っていたということです。

 

 

 

 

日々の暮らし


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仕事を休むまでは、朝5時半~6時くらいに起きていろいろと準備をし、仕事に向かっていました。ワタシが家を出るとき、出勤時間が若干遅い旦那は、まだ寝ています。

だけど、仕事を休み、治療を始めてからは、ちょっと生活スタイルが変わりました。

 

導入剤のおかげで、ちゃんと眠れるようになりました。眠れるようにはなったんですが、、、朝、目覚ましのアラームで目は覚めるのに、非常に眠い…起き上がれない…。ぼーっとなったまま、もう1度寝てしまいます。その間に旦那が準備を始め、勝手に「いってきまーす」と、仕事に向かってしまうというスタイルになりました。

 

ワタシは、朝、旦那より早く起きられないことや、今までの定着していた生活ができないことに、なんだか情けなさを感じました。

だから、旦那が仕事に向かった後に「ちゃんと家事くらいやらなきゃ!!」と起き上がり、いつもはほったらかしの家事に奮闘するようになりました。

 

ちなみに、ワタシは家事が大の苦手。やり方も下手ですごく時間がかかってしまう人です。だからなのか、家事に奮闘できる精神力が続くのはお昼まで。

 

お昼からは、「ちょっと休憩…」と、テレビをつけて何となくぼーっと見てしまいます。

心療内科の先生が、自分の好きなことだったらやってもいいよと言っていたので、「ちょっとだけ…」と好きなことについて、ネットで調べて気分をあげてみます。

 

 

でも、しばらくすると、はっとするんですよ。ダラダラしてる自分の姿に気づいて。

そして「何でこんなにダラダラな生活をしてるんだろう!!普段は働いてる時間なのに!!」と、自分に怒りや罪悪感を抱くんです。

「いかんいかん!!」と、そこから再び家事に奮闘します。

 

そうこうしていると、旦那が帰ってきて、そこからは今までの生活と同じ感じ。

 

仕事を休んでからは、そんな生活を送っていました。

 

 

 

うつの人は、ゆっくり休むことが大切だし、「○○しなければいけない」って思うことはしない方がいいらしいのですが、ワタシは「ゆっくりなんてしてられない!仕事ができないなら家事くらいしなきゃいけない! 」!と生活していました。振り返るとうつを悪化させるような生活です。

 

 

 

そんな生活を送っているワタシに、旦那は「せっかくお休みもらってるんだから、ゆっくり寝ときーよ」と言って仕事に向かうし、帰ってきたら「そんな毎日、夕ごはん作らんくてもいいよー」って言ってくれました。

 

でも、「気持ちは嬉しいけど…休んじゃってるんだから、そのくらいしなきゃ旦那にも悪いよねぇ??」と思ってました。

甘えればよいのに、こうしなきゃ!ああしなきゃ!という考えにすごく捕らわれていたと思います。

 

 

 

 

つまりワタシは、普段の生活ができなくなってしまった自分や、仕事に行っていない自分が許せなくて、罪悪感や情けなさを感じ、やらなくてはいけないことを自分で勝手に決め、それに縛られるという、なんだかよく分からない生活を送っていたということです( ´△`)

 

 

 

はっきり言って、こんな状態で治療を受けても、中々心の病気は治らない!!

早くこのことに気づけばよかったけど、この頃は早く治したいがために焦った生活をしていました…。

 

 

 

 

 

今振り返ってみると、そんなに焦らずゆったりした生活の中でゆっくり治していけばよかった…と思います。でも、もしかしてワタシにとっては、この期間ってちゃんと自分の状態を理解するための大切な時間だったんだろうな…とも思います。

 

 

 

以上、うつで休職した直後の治療と生活、そしてワタシの心情でした。

うつの治療は甘くないので、これからも道は続きます。そして、そんな中で本題の「仕事を続けるか辞めるか問題」に繋がっていくのです。


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中々本題に入れませんが、次回はうつを治すために奔走して得られたある人との出会いを書いてみます。